laughk's diary

片道800kmある実家に車だけで帰省した

今年の10月28日から11月2日にかけて、青森県むつ市の実家に帰省していた。すでに二ヶ月ほど時間が経っているのだけど、車だけで行くというこれまでにない体験だったので記録として残しておく。

動機・背景

帰省そのものに関してはコロナ禍で1年半以上もの間、全く実家に帰ることができておらずお互いの状況がどうなっているか把握するのが困難な状況になっていたのが一番大きい。これまでのチャットや電話、新たに Google Meet なんかも試みたのだけど Google Meet は事前調整から当日の接続のトラブル(相手にいくら言っても事前準備をやってくれない)なんかもあったし、そもそもで自分自身がコロナ禍+その他の心労でとてもじゃないけど頑張って連絡を取り続けるのもきつくなってきたこともあり、いい加減直接顔を出しに行ったほうがいいなとずっと思っていた。

また、車だけでというのはコロナ禍の状況をうけて移動における人との接触を最小限に抑えるための手段を実験したかったというのがある。あわせて、今後家族全員で実家へ帰る際の最適な移動手段を探りたいという狙いもあった。車だけでの実家への帰省は自分自身これまで実際にやったことがない上に、友人知人でこの距離を実際に車で行き来している人もいなかったので1回位はちゃんと経験しておこうと思ったのもある。距離数的に「大変そう」「疲れそう」みたいな印象はあるものの、あくまで印象ベースの話が中心になってしまっているので、ちゃんと1回は経験しておいたほうが今後適切なジャッジができるようになるだろうなと思った。もともとは妻からの「子どもたちはワクチン接種ができないので人との接触はやっぱり避けたい」という懸念から、それに応えながらもなんとか帰省を実現できないかと考えた結果でもあった。残念ながら妻の業務都合がつけられなかったことと体力面の懸念から僕一人だけの帰省ということにはなったのだけど、それでも良い実験にはなったと思う。

やってみて

今回帰省を「強行」したのは結果から言えばこのタイミングでやって正解だったなと思っている。1年半以上ぶりに身内に会えたのがなんといっても大きい。季節的にも車の帰省チャレンジをするにはギリギリで、例えば11月下旬の連休を狙った場合は慣れない雪道を走行しなければ行けなかったかもしれないが、それではリスクが高すぎるので車での帰省を試みることはできなかったと思う。

車での長距離移動に関しての率直な感想は「案外イケるな」という結論になった。多分本気を出せば1日でも移動はできる、けど今回経験した車両トラブルなども考慮するとできれば1泊いれて余裕を持って移動したほうがいいだろうなという感触をつかめた。なので、体力的にどうとかは指標はちゃんと自分の経験として測ることができたと思う。家族での移動に関しても実体験をもとにした想像もできるようになった感触もあって、おそらく子供のこと考えると最初になかなか休憩できるところまで行けない常磐道経由は厳しいな。とかそんな感じ。感染症対策としての人との接触もほぼ0に近いくらい接触はなく、やっぱり車移動だと確実に感染リスクは減らせそうだという感触もつかめた。

また実際にスケジュールとレンタカー料金なんかも合わせて思ったのは、「車で帰省する」=「料金を節約できる」とは限らないなということは実感した。これはまあ試算すればわかることではあるけど、レンタカーの場合は当然借りる日すが伸びるほど金額も上乗せされるので、滞在日数によっては新幹線よりも高くつく。自己所有の車だと「料金を節約できる」とは言えるんだろうけど、日々にランニングコストもあるからどっちがいいんでしょうねというのはつきまとうと思う。結局どっちが自分たちにあってるかだなーと。

ただ、実際にやってみて費用面以外の車のメリットも感じている。荷物の運搬は新幹線移動に比べるとかなり楽で、雑にダンボールにでも必要なものを突っ込めば旅が始められるお気楽さはある。途中の休憩時も基本的に車の中に荷物をおいて置けるのもかなり気が楽。また、時間にとらわれずに済むのも大きくて、新幹線の場合は「○時の新幹線に乗るには☓時のこの在来線に乗らにゃキャいけないので...」とか考えなくていい。出発したい、行きたいとお思ったらその瞬間に移動できるのは精神的にかなり気楽でいいなとは感じる。もちろん遅く出てしまうとその分到着も遅くなるし、渋滞に巻き込まれると身動き取れなくなるとかデメリットもあるけど。

今回のこのチャレンジは個人的にとても有意義なものだったし、今後車での帰省は検討して全然大丈夫だなと思えた。今回長期間家を開けることになるにも関わらず、行かせてくれた妻には感謝。

記録

こっからは細かい記録を残しておく。

10月28日 仙台で1泊

この日は家を出て仙台に住んでいる姉のところにも顔を出し、その後ホテルへ移動して宿泊という流れ。

出発は最速で車をレンタルできる8:30に近所のレンタカー屋さんへ向かった。車だからと実家へ持っていいく荷物類は適当にダンボールとかに突っ込んでそのまま乗せればいいやと準備してたんだけど、今住んでいるマンションが大規模修繕中で来客用駐車場が利用できず、泣く泣く荷物運びのカートを借りてレンタカー屋まで押していくということをやった。

車種に関しては値段を抑えたかったのでお任せにしていたのだけど、トヨタ シエンタを用意してもらってかなりラッキーかなと思った。

仙台までのルートは大まかに分けると東北道経由で行くか常磐道経由で行くかに分かれるのだけど、基本的に Yahoo カーナビ に従う形にしていて常磐道をチョイス。ただそのルートの場合、最初一般道での移動も多く、桜田門近くまで行ってようやく高速道路に入るという感じだった。首都高の運転も今回が初だったのだけど、車線変更とか頻繁に発生してなるほどーという感じ。ただ個人的には一種のアトラクションとして比較的楽しみながら運転できた感じはあった。

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最初についたサービスエリアは守谷というところで、トイレもきれいでコンビニもありといい感じの場所ではあったのだけど、ここまで来るまで2時間程度かかっており、小さい子どもを連れてくるとなるとこのルート結構厳しいかもなーと思うなどした。また、ここまでの道中天気が良かったのはいいのだけど、日差しが想定以上に強い上に運転中で日陰に逃げるみたいなことができないことに気がついたので慌ててコンビニで日焼け止めを買うなどもした。

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次に中郷SAに到着、この辺になってくると今何県にいるのかよくわからなくなってくるのだけど、北茨城あたりのエリアでもうちょっとで福島県という感じらしい。この時点で出発から大体3時間半というところ。このへんでちょっと運転による疲労という感触がわかり始めてきたものの、15分程度リフレッシュすれば全然行けるなという感じ。

このへんから常磐道は1本車線の道が多くなり、トラックで詰まりまくる状況が多発。たまに譲り合いエリアみたいな感じで一時的に2車線になる場所が出現するので、みんなそこで頑張ってトラックをひたすら追い越すというゲームをやるという感じで進んでいった。

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次に立ち寄ったのは鳥の海PAというところで、ここに到着する前に結構「鳥の海PAまで○○km!」みたいな看板がいっぱいあったので「どんなところなんだろうなー」と結構楽しみにしながら行ったのだけど、「SA」ではなく「PA」ということもありめっちゃきれいではあったんだけどトイレと自販機以外何もなかった... ここの地点で出発から大体5時間半くらい。

鳥の海PAからしばらく進むと、姉の住んでいる場所の最寄りのICのところまで行けたのでそこから高速を出て一般道へ。なんやかんや行きづらい場所らしいので途中のコンビニで姉と待ち合わせをして4,5年ぶりくらいに再開。出発してから大体6時間位だった。ちなみに甥っ子とはそこではじめましてな感じだった。その後家まで案内してもらって甥っ子と遊びつつ、近況やらなにやら色々おしゃべりをして過ごした。

姉の家の次はホテルへ。想定外に姉の家で結構話し込んでしまったのと甥っ子にぐずられてしまったりして出発が遅くなり出発が遅くなってしまって周りも結構暗くなっていた。そこそこの距離を走ったのだけど、市街地へ向かう途中の道中、少し雨がぱらついていたのに加えてあまり街頭がない上に対向車がヘッドライトを上げっぱなしでガンガン走ってきていて視界があまり効かず、今回の旅のなかでも正直運転していて一番怖い道だった。

とっていたホテルはホテルビスタ仙台、一応駐車場がある想定だったのだけどあまり停めておける台数が多くなく駐車場難民になってしまった。仕方なく近くにあった Times に停めてチェックインをしたのだけど、フロントで相談してみると仙台駅周辺の場合はヨドバシの駐車場がそのまま有料駐車場として利用できて料金も一晩1,000円程度と良心的なことを聞いたのでそっちに移動させた。

このタイミングで車両トラブルが発生。この車を移動させて停めるタイミングで、バックモニタが真っ暗になって何も映らなくなっていることに気づいた。最初は単純に「あれー?夜だし暗いから映らないのかなー」と思っていたんだけど、立体駐車場の中は照明もついているのでそんなことはないだろうし、どこかにぶつけたとかの原因に全く心当たりがなくどうしたものか... と気になってしまってその後のスケジュールをあまり楽しめなくなってしまった。走行には全く問題なかったのだけど。

その日は、牛タン焼き専門店司というところでの夕食をとった

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その後も「レンタカーだけどここまで長距離移動しているときのトラブルってどうなるんだ...」 という感じでずっと車両トラブルのことがずっと気になってしまい、あまり酒を飲もうという気持ちにもなれずに21時前には寝てしまった。

10月29日 仙台から実家へ

早めに寝たこともあって4時位には目が覚めた。車両トラブルのことが気になってあまりいいねお気ではなかった。起きて最初に持ってきていた Nintendo Switch を取り出しフィットボクシングを40分ほどやってシャワーを浴び、この日の移動ルートをざっくり確認するなどした。道が混むと嫌だなーと思い、準備ができたらとっとと部屋を出て7時前にはチェックアウトした。ヨドバシの駐車場に向かう途中のコンビニで朝ゴハンとモンエナ、他の飲み物などを確保。大体7時くらいに駐車場を出ることができた。この日の気温はちゃんとは覚えていないのだけど、早朝なだけあってそこそこ寒さはあった気がする。

仙台宮城ICで高速道路に入るわけなんだけど、道中明らかにここの地下トンネル(右側に1車線しかない)に入らないと行けないように見えた上にそこに入りそびれてしまい「あー、これはリカバリしないといけないやつかー」と思いながら直進していたらそのままICについてしまったので何なのだと思ったりしもした。

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この日最初に立ち寄ったのは北上金ヶ崎PA、ここは休憩の意図もあったんだけどバックモニタの件を営業時間になったレンタカー屋に報告するためでもあった。ひとまず電話した感じペナルティー的なものは発生せず、走行に問題ないならそのまま使っていて大丈夫という話に落ち着いてかなり安心した。それに加えてレンタカー屋からも結構謝られたが、今回のやつは原因がはっきりしないので逆に困ってしまったのもある。

一安心して北上金ヶ崎PAを出たのだけど、ちょっと運転したらレンタカー屋から着信が入った。運転中は出れないので、すぐに見つけた名前もよくわかんないPAへ急いで入り停車した。ただ、その際に前日まったく映らなくなっていたバックモニターが普通に映って使えるようになっていたことに気づいて「やばい壊れ方したわけじゃなさそうで本当によかったーー」と安堵した。レンタカー屋にコールバックしてみると「車内にあるマニュアルのこの辺のページに設定内容に関する記載があるので試してみてほしい」という旨で、お気遣いに感謝しつつ「なんか今試したら直ってたんで大丈夫です!」という感じで返すことができ、この車両トラブルの件はここで一件落着。

ただ、今回の旅でこのトラブルはかなり良い経験になったなとは思っていて、実際長距離移動の場合はこれよりも深刻な車両トラブルが発生しないとも限らない。なので、今回くらいの軽めなトラブルで一種の訓練ができたのはとてもラッキーだったなと思っているし、詰め詰めのスケジュールだったらものによっては本当に詰んでしまうなと痛感した。

トラブルが解消したらメンタル的にもものすごく軽くなり、変に一人でハイテンションになりながら純粋に運転を楽しんでひたすら北上。途中妙に他の車に抜かれまくるなーという場所があったのだけど、仙台と岩手の道中で制限速度120kmの区間があり、そこはみんなガンガンかっ飛ばしている感じだった。気づいてからは大体120kmくらいで走行。平日で特に何かの観光シーズンでもなかったこともあり、スイスイ進める感じでとても気持ちよかった。

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八戸に近づいていくあたりでかなり景色のよいエリアが続くようになり、紅葉もとてもキレイで更にテンションがあがった。運転中なために写真を取れなかったのが心残り。その道中にあった折爪SAによったのだけど、そこからの景色も良かった。

ここから北上、このあたりになるとSAどころかPAも徐々に見つからなくなってきてしまい、実質この折爪SAが高速道路で移動中の最後の休憩地点となった。あとから姉から聞いたが、実際青森県に入るあたりになるとSA・PAは激減。また、PAはあってもあまりキレイでない場所もある。どうしても休みたいなら一回高速を出るしかないという感じらしい。今回は自分一人だから別にしばらく休憩なしでも良かったけど、これも子供や他にも同伴者がいる場合は気をつけないといかんなと思った。

青森県内に入り、正確なIC名を覚えていないのだけどどこかのICで一度料金所に出くわした。それ自体は首都圏にいてもあることだと思うのだけど、そこがETCカードに対応しておらずETCカードと現金を出してくれと言われてかなり焦った。特に普段乗りなれていない車だったこともあり、最初本当にETCカードの出し方がわからず、かなり後ろの車を詰まらせてしまった。

なんとか料金所を通過したあともまだしばらく有料道路区間がつづき、七戸ICで高速道路が終わって一般道に合流した。しばらくは慣れない道だったけれど、国道4号線に合流すると普段七戸十和田駅からレンタカーで実家まで向かっていたルートに合流して長旅の末に見たことのある道がでてきて不思議な気分になった。

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ここからのルートは下北道を通りひたすら実家目指して進んでいくという感じ。野辺地ICから入り横浜吹越ICまで下北道を通った。そのあとは昔からの車移動の休憩ポイントとして使っているほたて観音像の休憩所に立ち寄った。ちなみにこの「ほたて観音像」という名称は長年使っておきながら今回始めて知った。折爪SAからこのほたて観音像までは大体2時間程度かかった。

ここから更に30〜40分程度の移動で実家へ到着。大体13:30くらいに到着したので移動時間は大体6時間半くらいだった。

実家についてからは基本的に家庭内情シス業がまっていて、1年半くらい放置されていたあれやこれやをやった。幸い今はドコモ光を引いてくれているのでネット周りはかなり快適になっていた(以前はWiMAXでやってたので)。Amazon Echo Show8 を設置し関東の自分ちのAmazon Echo Show5と疎通を取れるようにしたし、昔母親に渡していた Zenpad 10 が流石に古すぎるので LAVIE T8 を新たに渡して一緒にセットアップするなどした。LAVIE T8は父親にも専用のものを渡した。そうしないと勝手に母親のタブレット(の母親のGoogleアカウント)であれこれやってしまう事態が頻発してサポートコストが高くついてしまっていたので... (Macbook Airも渡してるので本当はそっちも使ってほしい...) ちなみに iPad にしないのは親が二人共 Android ユーザーなことに加え、Google アカウントの扱いも結構危ういところもあり、タブレットのために Apple アカウントまでまともに運用できると思えないので Android タブレットで現状一番よいと思えるものを渡した感じ(このタイミングで Xiaomi Pad はギリギリ納品が間に合わず)

夕方は Pythonエンジニア育成推進協会 オープンドキュメントプロジェクトのリモートのMTGが入っていたので参加。実家から何らかのリモートワーク的なことは少しでもやっておきたい気持ちがあったのでちょうどよかった。

夕食は久しぶりに親と食事。予めPUNK IPA / ヘイジージェーン のセットがこの日に届くようにしていたので父親と飲んだ。僕の父親は以前ヒューガルデンを勧めたときにあまり口に合わないと言っていたのもありクラフトビールを勧めるのは結構気を使うのだけど、PUNK IPAは気に入ってくれている。ヘイジージェーンは今回初だったけどこっちも気に入ってくれていた。僕の父のビールの好みは過去いろんなタイミングで言うことコロコロ変わってるなーというのはわかっていて、要はその時の気分・ブームみたいなものかなと今は思っている。なんか姉にはオリオンビールが好きと言っていたらしいが今回の旅で僕は初めて聞いた。

父も以前はとんでもない量を飲んでいたが、流石にコロナ禍で飲む機会も減り、量も減ってはいたようだった。(それでもビール→焼酎→ワインと飲んでいたが)なのでそこまで深酒することもなく、ほろ酔いな感じで終了モードになりかなり平和に過ごせた。21時位には寝た。

10月30日〜11月1日 実家滞在

実は実家にちゃんと滞在できたのは今回は2日間でそんなに余裕があったわけではなかった。今回の帰省でやろうとしていたことは色々あるんだけどまあ大まかに書くと以下のような感じ。

  • 自分以外の家族がどうしているか状況確認
  • 親の今後に関する話(温度感の確認程度でいいので)
  • 1年半以上放置していた実家情シス業
  • 実家の自分の部屋の引き上げ準備

このうち、2つ目は実家に到着した日にコアとなる部分は話ができたかなというところがあるので、残りをひたすらやっていくという感じになった。

家庭情シス業的なところも、到着した日にもかなりやったがそれでも色々対応が追いついていない部分が多かったので残りを対処。前日の Amazon Echo Show8 に加えて Chromecast with Google TV も設置。Chromecast 自体は以前からあったのだけど、同じ使い心地 + リモコン操作もできるようにという感じで。

もうひとつは母親のスマホサポート。今回はそれに加えて新たに渡したタブレットの最初の慣らしも一緒にやっていくということもやった。特にスマホの状況がなかなかひどく、父と姉がそれぞれ勝手な設定を突っ込んでいるのが原因でめちゃめちゃ使いづらい環境になっていた。フォントサイズが最大になっていたのだが、ディスプレイが5インチ程度の端末で1画面に文章3行程度の表示で限界という感じになっており、今までよくこれで使えていたな... と思ってしまった。ここはシステムのフォント設定を本人にヒアリングしながら調整し、まともなバランスに整えた。メイン画面(壁紙)も父が「孫の顔が見れたほうがいいに決まってる」と言わんばかりに勝手に僕の子供の写真にしていたのらしいのだけど、その写真がかなり明るめのものでアイコン下の各種文字を読むのが困難な状況になっていた。そのあたりも、母本人は孫の写真に関しては「みてね」で見れれば問題ないということがわかったので、システム標準で用意されているものから選んで設定してもらった。個人的にはAndroidの壁紙は壁紙用に作られた画像を選んでおくのが無難かなとは思っているのでそのへんも伝えた。またOSバージョンアップデートもされてない状況だったのでアップデート対応をしたり、リンクを踏んだときに無限リダイレクトをしょっちゅう引き起こすYahooブラウザを削除したりなどの「本人が困ってること」をヒアリングしてひたすらシューティング、本人の希望通りに大体チューニングできたところ「まるで新しいスマホに買い替えたみたい!」と喜んでくれたのでやったかいはあった。ただAndroid8なのでいい加減新しいの買ったほうがいいよとは伝えた。買い替えでいえば、今回のタブレット設定を一緒にやる際に機種変更の対応の練習も兼ねていたのだけど、どこまで伝わったかはあやしい。

父はすでに定年退職を迎えているが、まだ高齢者向けのアルバイト?のようなことはやっているようでそれなりにアクティブに動いているようだった。実際、11月1日から11月2日にかけて泊まり込みの仕事だったようで実は今回の帰省で父には2日間しか会えていなかったりする。それでもまあ元気そうに過ごせているのが確認できたのはよかった。

そんなわけで11月1日は昼間に母とゆっくり話をする時間があったのだけど、やっぱり直接話すと色々な情報が入ってくる。僕が知らないところで結構大変なイベントもいくつかあった話も聞けたし、現在進行系でこんなことに困っている、といった話も聞けた。やっぱり定期的には顔出したほうがいいかねーと思えた。

今回の帰省、子どもたちを連れて帰れずあまり良く思われないかなーと内心思っていたところはあった。電話やチャット、何回かやったGoogle Meetでの会話ではほとんど孫に関する話ばかりだったので。ただ、実際帰ってみると逆に一人で帰って良かったかなと思えることのほうが多かった。結局のところ小さい子供が家にいる状況ではなかなか大事な話ができない。今回は限られた時間ながらもそのへんじっくりできたので、無理に家族全員で帰らなくて正解だったかもなと思えた。

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実家にはメインクーンがいるのだけど、こいつとも久しぶりに会えた。多分10歳くらいなので結構な爺なはずなんだけどおもちゃを出すとまだ遊んでくれた。今回は子どもたちがいなくて静かだったためか結構なついてくれたと思う。

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自分の部屋の整理もかなりすすめた。昔やっていたPS1のヴァルキリープロファイルとかスターオーシャン2とかでてきて懐かしい気持ちになった。漫画も昔途中まで集めていたやつが一部残っていた。途切れている巻のあたりで多分上京したんだと思う。

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昔使っていた机から大量のMDも出てきた。昔はサブスクリプションは当然ないし、CDを買うようなお金もなかったのでレンタルCDやラジオ音源から頑張ってMD作って聞きまくっていたなーと懐かしく感じた。ただ、今だとMDはきっとカセット以上に再生するメディア少ないんだろうなと切ない気持ちにもなった。これは使いみちがないので、親に処分してもよいと伝えた。

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主に高校のときに使っていた参考書・ノート類も処分して良いものをまとめた。(何故かポケモンのガイドブックも混ざってるんだけど)実はこれでもほんの一部。今回では全部はやりきれなかった。人によっては「こんなものまだ持ってんのかよw」と思うかもしれないのだけど、僕の過去を少しだけ紹介しておくと高校学習のコアなところは学校の授業と本当に相性が悪くて、授業聞かずに独学でやったのもがほとんど。むしろ、この参考書たちこそが自分にとっての恩師と呼べる部分が大きく、特に受験終了直後や大学在籍時に処分するということはとてもじゃないができなかった。今になってようやく、「役割が終わったんだな、本当に人生救ってくれてありがとう、おつかれさま」という気持ちになれて、処分に回せるようになった。特に一番奥に写っているノートの山はすべて数学のノートで、70冊くらいある。あのときは本当に数学楽しんでやってたよなと思い返すなどした。今からでももう一度ちゃんと次のステップやろうかなと思うことも多いし、どこかでやっていきたいな。

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お土産も買いに行った。というか今回実家にいる間した唯一のまともな外出がこれ。コロナ禍もあって本当に人に会わないのでどのレベルで買うべきかは悩んだんだけど、最低限自分の家族と妻の実家向けという感じでかった。また、むつ市でないとなかなか手に入らない南部せんべいのみみ(写真)もめっちゃ大量に購入した。こればっかりはECでもなかなか買えないのと車移動だからなーということで荷物量を気にせずバンバン買ってしまった。

11月1日 帰るべくまずは仙台へ

帰りに関しては、実は行きの道中次第ではホテルをキャンセルして1日で移動しきってしまうのもありかなーと考えていた。ただ車両トラブルの件を受けてホテルとってるなら余裕をもって移動したほうがいいと判断し、予定通り11月1日に移動を開始した。

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姉から青森県で売られている高砂の鍋焼きうどんが食べたいとリクエストを受けて、せっかくなら「買ったやつ持っていこうか」という話になったこともあるっちゃある。

父は24時間勤務中だったので母に別れをつげ、7時前には家を出た。これもまた道が混むのが嫌だからというのが主な理由ではあったのだけど、想定外に早朝は車が多くびっくりした。車社会の場合の単純な通勤影響というのもありそうだし、トラックのような物流関連の車も多かった。

ちなみに実家在住の間、早朝はかなり冷え込んでいて天気予報的には11月上旬で3℃程度、部屋の温度計だと氷点下になってたくらいだった。

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ほたて観音像のあたりは外にいれば手がかじかみスマホをいじるのも厳しく、ホットコーヒーで暖まらないとやってられない感じだった。ただ、天気がよく、海がとてもキレイに見れた。

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行きのときに寄った折爪SAにも寄った。上りのSAも紅葉がとてもキレイだった。ちなみにここに来ると気温は10℃くらいには上がっていて、すこしずつ寒さは感じなくなってきていた。

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宮城まであとちょっとというところにある花巻PAというところにも寄ったが、ここは完全にトイレと自販機のみのPAという感じ。この辺に来ると気温もだいぶ上がってきていて車内が暑くなり始めていたと思う。

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宮城県に入り、長者原SAに立ち寄ってお昼ごはん。牛タン煮込み丼(であってるっけ...)を頼んでみたのだけど、写真の通りのバランス感でなるほどという感じ。味は普通に美味しかったが牛タンよりももやしのほうが美味しかったので笑いそうになってしまった。

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この長者原SAはかなり広いところで写真は撮っていないものの子どもたちが遊べる公園もあったし、宿泊施設もあった。また写真にあるようなエリアもあって色々探索できそうだった。こういうところをフラフラするのも楽しそうだよなーと思ったし、子供がいる状態での移動の場合はこういうSAはとてもありがたいなと思うなどした。

仙台に到着して姉の家にうどんを配送ついでにまた色々お話しながら甥っ子と遊んできた。甥っ子は人見知りとか全然する気配がなく、むしろ「お、あたらしい遊び相手が来たぞー」と言わんばかりにめっちゃグイグイ手を引いてくる感じでまあ元気。行きのときに会ったばかりではあったけど、お互い近い年齢の子育て世代ということもあって話は尽きないなーという感じであった。もう少し状況がおちついたら1回位は家族みんなで顔を合わせたいところ。

用事が住んで一段落したら行きの反省を少しだけ活かして、ちょっとだけ早めに姉の家をでてホテルへ。行きのときと違って天気は良かった分、だいぶ運転しやすくはなったかなーと感じた。また駐車場情報も今回はちゃんと持っていたので迷うことなくチェックインまですんなり行けた。やっぱり経験は大事。ちなみにこのとき、行きのとき同じヨドバシの駐車場に停めたのだけど、なんとここでバックモニターが映らない現象が再発してしまった。ただ一時的なものだともうわかりきっていたので「またかよwてかここ何かいるの...?」くらいには余裕をもって受け止められた。やっぱり経験は大事(2回目)

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ホテルにチェックインしたわけなのだけど、変更できるシングルの部屋がなく、もともと家族全員で移動できるようにととっておいた部屋をそのまま使う形となった。なので一人で無駄に豪華な部屋に泊まることになった。

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夕食はどうしようかなーと思っていたのだけど姉に「牛タン食べたならはらこめしもいいよ」と言われたので仙台駅にあるはらこめしが食べれるお店でせっかくなのでと御膳を食べてきた。どれも地元産の素材でできているらしい。こういうおかずいっぱいな感じの食事を外でするのが久しぶりすぎて感動してしまった。はらこめしも含め美味しくいただけた。

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食事が終わり、ちょっとだけ飲みたくなったのでコンビニでビールを調達。この花鳥風月というビールは東北限定酒造のやつなんだけど個人的にかなり好みの味だったので全国で売ってくれないかなーと思った。おつまみは地元で爆買いした南部せんべいのみみ。

11月2日 仙台から自宅へ

旅の最終日。この日はもう自宅へ帰るだけという状況で早めにホテルをチェックアウト。7時前には出発した。もうこのくらいになってくると、なんとなく早朝でもいうほど空いてないなというのはわかってはいるのだけど、早い時間に余裕をもって到着したいという思いが強かった。

ちなみに、行きは常磐道を経由したこともあって帰りは東北道で帰ってみることにした。時間帯の影響もあったのか、福島に入ってしばらくするまで霧がとても多くてそこまで視界が悪く結構びっくりした。ただ、周辺の車になんとなく走り方を合わせている分にはそこまで問題なかった。

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途中、安達太良SAに寄った。この看板を見なければ多分読み方はわからなかったと思う。このへんからちらっとお土産を眺めたりもしたのだけど、福島に入っていながら牛タンとかもあって結構カオスな感じだなーと思って見ていた。ただ時間が早かったこともあってあまりお店はやっていなかった。

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続いて立ち寄ったのが那須高原SA、ここも到着した時間が結構早かったためお店はほとんどやっていなかったのだけど、ちょっと散歩できる場所があったのでフラフラ歩いてみた。

このあとしばらく進むと那須塩原という文字が飛び込んできたのだけど、ちょうど今回の旅のお供に聞いていたPodcast、キマグレエフエムでおなじみの june29 さんはこの辺に住んでるんだなーと少しだけなんだけど謎の聖地巡礼感を味わうことができた。

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最後に立ち寄ったSAは佐野SA。ここは佐野ラーメンが有名というのは知っていたので食べられないかなーと中を覗いたところ開いている食堂のメニューに佐野ラーメンがあったので食べてきた。時間がまだ10時くらいで微妙なところだっただけど、ちょっとぐらいはグルメも楽しみたかったので。

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ちなみに、佐野SAについたタイミングでちょうどいくつかのお店が準備している感じだった。本当はこういうお店で適当に肉とか買食いもして旅を楽しみたかったのだよなーと思いつつも、そのためのルートや時間の選択をすべてミスってしまったことを痛感した瞬間でもあった。結果的にこのあとはどこのSA・PAにも寄らずに帰宅したので佐野SAが最後に立ち寄ったSAとなった。

佐野SAを出ると、一瞬群馬を通り埼玉に入る。このくらいになると3車線になってきて車の流れもより一層スムーズになってきた。東京に近づくにつれてどんどん車線変更も複雑になっていく感じがあり、とてもじゃないけどカーナビなしで目的地に行ける気がしないな... と感じた。この辺常磐道のほうがシンプルではあったなとは思う。

都心部に入ると地図的な現在地の感覚が全然わからなくなってしまったものの、ナビに従いなんとか通過できたという感じ。一般道に出て環八通りを通ったりもしたのだけど、トンネル通るとどこにでるんだっけ?がよくわからず、無駄に端っこの道を選びまくって時間をかなりロスした感じはあったが、最終的になんとか家にたどり着けた。

マンションの大規模修繕中で来客用駐車場も使えないのでちょっと歩いたところにあるコインパーキングに車を停め、カートを借りて荷物を運び無事に帰宅できた。ちなみに停めたコインパーキングはしょっちゅう満車になるところだったので、内心停めることができるかどうかヒヤヒヤしていたけど空きがあってほんとによかった。

荷物をおろしたら最後の給油をし、レンタカー屋へ返却。予定よりもだいぶ前倒しで返却することができた。

旅のおとも

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